【未導入はリスク増大】なぜ勤怠管理システムを導入するのか?

こんにちは、社会保険労務士の安生です。
勤怠管理システムが多くの会社からリリースされ、乱立状態となっています。
それらを背景に勤怠管理システムを導入する企業も急速に増え続けています。
今回は「なぜ勤怠管理システムを導入する企業が増えているのか」というテーマでお話します。
業務効率化だけではない、勤怠管理システム導入の真の理由
なぜ勤怠管理システムを導入するのか?
理由は様々あるかと思いますが、単なる「業務効率化」という目的ではなく、社会全体の「法令遵守」という意識の高まりがあるというのが言えるのではないでしょうか?
かつては紙の出勤簿やタイムカードすらない企業も存在していた時代もあったかと思います。
そのような環境では勤怠管理の作業自体が少なく(と言うよりむしろ作業が発生しない)、システム導入による業務効率化の余地は皆無でした。
しかし、近年では業務効率化よりも重要な理由で勤怠管理システムが普及している傾向があります。
法令遵守の意識の高まりと管理項目の増加
社会全体で法令遵守の意識が高まり、企業には従業員の労働時間(分単位)をしっかり管理し、適切な残業代の支払い、有給休暇の取得日数や残日数管理などが強く求められるようになりました。
これまでは「ざっくり」とした管理や、有給休暇の存在自体を認めていない企業も少なくありませんでしたが、今ではこれらの管理が「当たり前(常識)」となってきています。
手書きや口頭での管理では、これらの詳細な情報を正確に集計し、管理することは非常に困難です。
そのため、勤怠管理システムの需要が高まり、企業が導入する必須システムとなっているのです。
未導入企業が抱えるリスク
会計システムが早期に普及したように、勤怠管理システムもまた社会的に必須のシステムとなっています。
いまだに勤怠管理システムを導入していない企業は正しい労務管理ができていない可能性が高く、法令違反のリスクを抱えることになります。
また、人手不足の時代において、労働者側も企業が守るべきルールを認識しています。
選ばれる企業となるためには、世間の常識となっている労務管理をきちんと行うことが不可欠です。
まとめ
まだ勤怠管理システムを導入していないのであれば、現状を認識し、導入を検討することが強く推奨します。
残業代の未払い、有給休暇の取得義務等、企業が対応しなければならない労務管理は多岐にわたり、人手不足時代の現代では管理方法も効率化を考える必要があります。
当たり前の事を当たり前のようにやる。
それが労務管理リスクに向き合う重要な視点となります。
先ずは、労務管理の基本中の基本である勤怠管理から始めてみてはいかがでしょうか。
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Office Asouでは人事労務システムに対してお悩みの企業様に対して、積極的にサポートさせて頂いております。
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・自社に合うシステムを選びたいが何から手を付けていいか分からない
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上記のようなお悩みがある企業様、ぜひ一度弊所へお気軽にご相談下さい。
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