【2025年度版】労働保険の年度更新とは?手続きの流れと注意点をわかりやすく解説

こんにちは、社会保険労務士の安生です。
毎年6月から7月にかけて行われる「労働保険の年度更新」の時期が今年も近づいてきました。この手続きは事業主の皆様にとって必須の手続きであり、適切に対応することが重要です。
今回は労働保険の年度更新について、手続きの流れやポイントを解説していきます。
目次
年度更新とは?
労働保険(労災保険・雇用保険)に加入している会社は、毎年1回、前年度の賃金総額を基に保険料を確定し、新年度の概算保険料を申告・納付する必要があります。これが「年度更新」です。
2025年度の提出期間
提出期間:2025年6月2日(月)~7月10日(木)
提出先:所轄の労働基準監督署、または電子申請(e-Gov)
手続きの流れ
- 書類の受領
5月下旬ごろに、労働局から申告書類が送付されます。内容を確認しましょう。 - 賃金集計表の作成
前年度(2024年4月1日~2025年3月31日)の賃金総額を集計します。 - 申告書の作成
集計した賃金を基に、確定保険料と概算保険料を計算し、申告書を作成します。 - 申告書の提出と保険料の納付
申告書を提出し、保険料を納付します。電子申請も可能です。
電子申請の活用
年度更新は電子申請(e-Gov)での告が出来ます。電子申請を利用することで、24時間いつでも申請が可能となり、控えの紛失防止や申告手続きにかかる時間を削減することが出来ます。
注意点
- 保険料率は業種や年度によって変更されることがあるため、最新の料率を確認しましょう。
- 賃金総額の集計漏れがないよう、賃金総額に含めるもの含めないものをよく確認しましょう。
- 労災保険の特別加入者がいる場合は、その給付基礎日額も計算に含める必要があります。
- 電子申請を利用する場合は、事前に電子証明書の取得や環境設定が必要です。
まとめ
労働保険の年度更新は、すべての事業主が毎年行わなければならない重要な手続きです。正確な賃金集計と申告書の作成、期限内の手続き完了が重要です。
手続きでお困りの際は、当事務所にご相談ください。書類作成から電子申請のサポートまで、幅広くお手伝いいたします。
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